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設立の趣旨 -purport-

 近年、経済的にも文化的にもグローバル化が進み、相互依存関係が強まる中、我が国が国際的に果たすべき役割はますます増大し、多くの国々から期待が寄せられていることは周知のとおりです。

 特に、我が国がアジア諸国の発展のために様々な分野において協力し、互いに励まし、助け合っていくことは、アジア地域の平和と安定はもとより、広く国際理解、友好親善の観点から極めて大切なことであると考えます。

 なかでも、将来を担うべき若い世代が、異国において共に学び、教育、学術、文化の面で交流を図ることは、国際間の相互理解、友好親善に大きな貢献を果たすであろうことは疑いのないところです。

 ところで、我が国における外国人留学生の数は、国の留学生政策と相俟って年々増加傾向にあり、平成17年度には12万人を超え、そのうちアジア諸国からの留学生は93%を超えています。とりわけ私費留学生が増え、全体の9割を占めています。

 しかし、我が国のように所得水準も物価も高い国で私費留学生が生活していくには、大変な困難があることは容易に想像できます。彼らは、言葉の障壁を乗り越えながら、勉学の傍ら高額の授業料、住居費、生活費等を工面するために、留学生活上多くの苦難を強いられている現状にあります。

 このような状況を座視するに忍びなく、いささかなりとも我が国で勉学に励むアジア諸国からの留学生に援助の手を差しのべることを決意するにいたりました。

 本法人の設立代表者である東孝昭は、平成5年12月に株式会社アシュランを設立し、主として化粧品の企画、開発、製造、販売事業に従事してきましたが、社名が示すとおり、すべての製品が安全で「確信」をもって提供できる会社であり続けることを目標とし、「人と人」「人と社会」「人と自然」を通ずる多様なコミュニケーションを大切にしており、これまで多くの社会貢献活動を寄附によって国内外で支援を行ってきたところであり、このたびの留学生支援事業を自ら行おうとするものです。

 そこで、このたびアジア諸国の若者たちが、我が国における留学生活を通じて、健康で豊かな明日のアジアを担う原動力になることを願い、ここに関係方面のご賛同を得て、『財団法人アシュラン国際奨学財団(平成22年12月1日、公益財団法人アシュラン国際奨学財団に移行変更登記)』を設立し、留学生に対する奨学援助を行うことでアジアにおける国際友好親善と人材の育成に寄与しようとするものです。

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