2014.03.21 平成25年度終了証書授与式
ヒルトン福岡シーホークにて、平成25年度終了証書授与式を行いました。
代表者挨拶
佐賀大学大学院経済学研究科 劉 瑶(リュウ ヤォ)さん/中国

本日は、奨学金支給期間が満了する奨学生26名を代表して、これまで私たち留学生に多大なご支援をいただいたアシュラン国際奨学財団の皆様に感謝の気持ちを述べさせていただきたいと思います。
私は、母国で貯蓄した貯金を持って、仕送りがないまま、2011年に独りで日本留学にきました。初めての一人暮らしで、学業の面、生活の面、異文化とのぶつかりに加え、生計のことまでも考えなければなりませんでした。学校、アルバイト先、自宅の三点を一本の線のように毎日行ったり来たり、単調で苦労の日々を過ごしていました。さらに、昨年は、就職活動も始まり、よりいっそう経済的な負担が増え、精神的にも大変きつく辛い時に、私は幸いなことに、アシュラン国際奨学財団の皆様と出会えました。
奨学金をいただくことにより、経済的な負担を大きく減らし、学業にもっと集中でき、生活の面も豊かになりました。そして、何よりも自分の視野が広がり、日本文化に触れ合う環境を作っていただいたことを心から感謝しております。この一年間に、アシュラン国際奨学財団の皆様のお蔭で、いろいろなことが体験できました。振返れば第一回奨学生交流会で、初めて民族衣装を着飾り、奨学財団の皆様とお会いしました。7月はアシュラン本社での屋外バーベキューに参加し、美味しいお肉と温かい雰囲気を楽しみました。9月には初めての宿泊研修旅行で日本神話発祥の地の宮崎に行き、所縁の神社巡りや美しい景色と美味しい料理を満喫、奨学生の皆との交流と、とても有意義な2日間を過ごしました。12月には初めての工場見学で、アシュラン化粧品の開発、製造過程を学び、製品への真剣に取り組む姿勢に大きな感銘を受けました。初めての忘年会では、アシュラン社員の皆様と一緒に食事をしながら、新年に対する願いを祈りました。短いようで長く、長いようで短いこの1年間を、一生の宝物として、大切にしていきます。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。
この春、私たちは人生の新しい扉を開きに行きます。未来はどうなろうが、どう変わろうが、アシュラン国際奨学財団にいただいた恩恵を忘れずに、これからも自分の目標に向かい、奨学財団の誇りとなれる人間を目指し、頑張っていき、皆様との笑顔での再会をお誓い申し上げます。
最後になりますが、アシュラン国際奨学財団の益々ご繁栄と、奨学生の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。東理事長、東副理事長、奨学財団の皆様、事務局の皆様、及び奨学生の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。