アシュラン国際奨学財団の東理事長ご夫妻はじめ、先生方および関係者の皆様、こんにちは。　　　　　　　　　　　　　　私は中国から参りました宮崎大学大学院医学獣医学研究科の朱曉清と申します。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２9年度の終了奨学生を代表して、アシュラン国際奨学財団の皆様に心より感謝の気持ちを述べさせていただきます。

　私は2016年の9月に、アシュラン国際奨学財団の奨学生として採用されました。当時、修士一年生の私は、アルバイトや研究に多忙でした。身体だけではなく、一人で言葉と文化が違う日本で生活する寂しさから、精神的にも疲れていました。そのような苦しいときにアシュラン国際奨学財団が支えてくれました。おかげさまで、経済的に余裕ができ、より研究に専念できるようになりました。

　また、交流会では、アジア諸国からの優秀な留学生たちと親睦を深めることができ、良い刺激を受け、より一層、真剣に勉学に取り組むようになり、研修旅行では、地域独特の自然の美しさ、伝統的な行事、古く荘厳な建築物など、多くの日本伝統文化を体験させていただきました。日本人の伝統文化に対する姿勢に感動し、私も中国の伝統文化を伝えたいと思うようになりました。

　日本には「一期一会」という言葉がありますが、中国にも「縁有れば千里も来たりて相会い」という諺があります。皆様と出会えて心から嬉しく、とても感謝しています。

　私は帰国して、日本と取引が多い企業に就職します。初心を忘れず、アシュラン国際奨学財団からいただいた恩恵を忘れず、両国の架け橋となるよう努力します。本当にありがとうございました。